2007年 01月 17日
ホンモノ。 |
極めると、ヒトはやさしくなるということ。
わたしの尊敬するサーファーさん。
ある南の海のローカルさんなのだけど。
サーフィンは半端なく上手くて、いつもいつも海にいた。
まだ通って間もない海で、ドキドキしながら遠慮がちにはいっていると
いつも見つけて笑顔で挨拶してくれた。
小さな波のときに、初心者の仲間のボードを、優しく押してあげる姿とか。
お子さんと一緒に、麦藁帽子被って 遊んでる姿とか。
とにかく やわらかな笑顔が 印象に残っているヒトなのです。
それでいて、波に向かう姿は むちゃくちゃスマートでラインも大きくてかっこいい。
そして、そのサーファーさんは 海に入ると必ず
浜に上がるときに、手にいっぱいのゴミを拾って上がっていた。
誰に何を言うでもなく。
その姿が、あまりにも自然でガツーンとココロにきたのでした。
…
それが、8年くらい前のこと。
それからわたしも、海から上がるとき 同じことをするようになった。 (いつもじゃないけど…まだまだだな)
このあいだの週末の海。
最後あんまり乗れなくて、カラダが冷えて手がかじかんじゃって。
でも大きな瓶が気になったから、片手に2個持ってあがろうとした。
寒くて、チカラが入らなくて、何度もおろしながら帰っていたら
「1個、持ちましょうか?」
と、優しく声をかけてくれたヒトがいた。
海あがりで、デロデロで、鼻水もたれそうだったから、かなり恥ずかしくて
「いいです。大丈夫です。」
と、顔も見れずに 足早に行こうとした。 すると、後で
「じゃぁ、ボクも拾ってあがろう。」
と。
…
そのヒトも、とってもとっても上手いサーファーさんなのです。
代表になるくらいの。
やっぱり、ホンモノはやさしい。 極みをめざしているヒトは、そうなのかと。
南の海のサーファーさんを思い出しながら、そんなことを想いました。
考えてみると。
あのヒトも、あのヒトも、あのヒトも、そう。 サーファーさんには限らず。
自然な笑顔。
ゆっくりとコトバを選んではなす言い方だとか。
なんだか、そういう雰囲気を かもしだしている。
そんなヒトに、なりたい。 すこしでも、近づきたい。
今朝、ささいなことでケンカして… 落ち込んでるときに、ふと思い出したあのときのコトバ。
わたしもそんな一言が いえるヒトになりたいのに。
まだまだ、母として ホンモノじゃないんだな。
…日々、修行です。
by Dabblin
| 2007-01-17 08:39
| 海オモフ